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「あーっ!お前誰だよ!なんでこの部屋にいるんだ!?」

「ぇ、え、と、僕は、」

「分かった!!お前おれの同室者だなっ!なんで早くいわねーんだよ不審者かと思っただろ!あっ!おれは長嶋めぐる!めぐるって呼べよな!お前はっ!?」

「は、初めまし、て…鈴代、奏です」

「奏な!よろしくな!!ってゆうか奏声小さすぎ!そんなんじゃ友達出来ねーぞーっ?!」



ふ、ふ、不良じゃないけど…っ…なんか、勢いの怖い人が入ってきた。

いきなり大声出して僕を指差して、勝手に納得して僕の腕を掴んでブンブン振ってくる。
凄く痛い。それに、めぐるくんの声が大きすぎるんだと…。



「あ、あのっ、手!い、痛いです…っ」

「ん?あーわりぃわりぃ、細っこいもんなー奏の腕!てゆーか敬語じゃなくていいぜ!おれたち友達だろっ!?」

「え、と、とも…?」

「いやー同室者が奏みたいなやつでよかった!あ、おれの部屋どっちだ!?こっちか?んだよ違うじゃん、ちゃんと教えろよなーっ!」

「ご、ごめん…」



って、なんで僕が謝んなきゃいけないんだろう…。
勝手に部屋の扉開けておきながら、僕には何もないの?

…って、少し不満はあったけど、ここはガマン。きっと、知らないところにきて色々大変だろうし…。


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あきゅろす。
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