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*プロローグ
「き、ら、き、ら、ひ、か、るー…お、そ、ら、のー…ほ、し、…よ…」
真っ白な、
それこそ異様なほど真っ白な部屋。
窓もない。
ドアも中から開かない。
真っ白な、箱。
その箱の中のベッドに横たわり、
何も描かれていない天井を見て歌を口ずさむ、彼。
……その目はもう、
何も写していない。
「…しー…く、綺麗だねぇ…」
ああ、
この子の目には今、
何が写っているのだろう…。
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