・ 「ああそれから…これから2ヶ月も一緒に暮らすんです。副会長ではなく名前で呼んでいただいて構いませんよ」 「あ、ホンマ?やったら…彼方先輩やな!先輩なのに敬語使わんとか、大目に見て下さい」 「気にしてませんよ。それよりこちらへ」 「え…っ、なんなん?ウチを呼び出して…まさか女やったとか!べっぴんさんやもんなぁ、大丈夫、ウチより背ぇ高くてもイケるで!」 「違いますから。それと、ここではそういう発言は控えた方が身のためですよ」 ん?どーいうこっちゃ? 首傾げたけど無視されたわ。 そのまま部屋ん中案内されて、パンフみたいなんで寮と学園の説明をしてくれた。 ホンマ、お世話になりますぅ。 「…外部の者にあまり大口を開けていうことでもないのですが…当学園は、同性愛者の割合が非常に高いです」 「……ん?」 「ですから、ゲイやバイといった方が多く、下ネタ的なものを話していると恐らくターゲットにされるでしょう」 「え、ちょ、ま…げ、ゲイ?うそん。あん会長だけやなかったんか!」 「え、もうなにかされたんですか!?」 「…や、ケツ触られただけやけど…目ぇが危険やったし!」 [*前へ][次へ#] [戻る] |