・
なんでか話し終わったときにはみんないなくなっとったけど、榎本が「ワカルワカルー」ゆうて共感してくれたからええか。
…ちーと、適当っぽかったけど。
◆
――キーンコーン、
「メッシやー!腹減ったー!!」
『っ…服部君、せめて先生が終わり、といってからにしてくれませんか…』
「…あ、すんまへーん…」
『はぁ…終わりです。予習復習しっかりやってくるように』
「クク、バカだろ」
ゔ、かて腹減ってたんやもん。やーっぱ緊張しとったみたいで、朝食うたもん2時間目終了ぐらいに消費してもうたみたいや。
今の3時間目はずっとぐぅぐぅゆうてたんやで?!
榎本に何っ回笑われたか!
「んじゃー食堂いくか」
「あ、え、一緒にいってくれるん?」
「? 当たり前だろ。それともなんだ、他にいくやついんのか?」
「おらん!今日からウチ1人やってん!嬉しいわーおおきに榎本っ」
バシバシバシーッと背中叩いて礼ゆうたら、笑顔で「どういたしまして」ゆうて叩き返されたわ…痛い。
けどまぁ、ノリはええ方やな。
2人で笑いおうて食堂まで連れてってもろた。一回教えてもろたけど、ポーンと忘れてしもたし。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!