・
アカン泣けてきたわー。
ウチの渾身のギャグが受けへんかった！ちゅーかツッコんでくれる人もおらんかった！！
もう嫌やー女おらんしノリ悪いし帰りたいわー！！
シクシク、て泣き真似しとったら何や教卓の前に座らされて、端から１人ずつ自己紹介とウチに質問が始まった。
完全スルーされたで。
『なんでこの交換留学に参加しようと思ったんですか？』
「センセーに勝手に決められたんや」
『えー…趣味は？』
「ＡＶ鑑賞」
『なんでその服着てるんですかー？』
「楽やし、ずっとこれやったさかい」
『服部っつことは、あの華道の服部で間違いないんスか？』
「あーまぁ、ウチは分家やけどな」
やっぱ知っとったか、服部家のこと。まぁ関西では有名な華道の家や。
ウチはその分家…やけど、当主争いの１人に入ってしもてる。
１０年以上も前、本家の跡継ぎが華嫌やゆうて逃げたらしい。
やから次の跡継ぎがまだ決まっとらんのや。
ウチの他にも４人くらいおるらしゅうて…ウチは当主とか興味ないんやけどなー。
『服部君も花、生けたりするんですかっ？』
「するでー。いっつも個性的やーいわれとる」
［*前へ］［次へ#］
[戻る]
[小説ﾅﾋﾞ|小説大賞]
無料HPエムペ！
携帯モード]
[
URL送信]
