・
『――…ず、一組目、お願いします!』
「んむ、んんんー!んっ」
「クク、何いってっか分かんねぇ」
「はぁ、お止めなさい悠大。発表してる人に失礼ですよ」
「…チッ。まぁくだらねぇけど楽しめ」
それからは、ほんまたくさんの発表を見た。歌の合唱に始まりダンス、ちっさな演劇、マジック、部活のアピール?みたいなんもたっくさん。
まぁ結論からいうと、ボチボチやね。イマイチノリが足りひんかったわ。
ちゅーか自分をアピールするので精一杯みたいな感じ?
チョーこっち見とったし。
あれ、会長と彼方先輩見てたで。くはーさすがホモ校や!
◆
ドック ドック
バック バック
「……歩くん?そろそろいきますよ」
「ひ、ひゃいいっ!」
「ぅ゙…今のは聞かんかったことにして下さい…」
「まさか…緊張してるんですか…?」
あああ何やその目ぇ、ウチかて緊張くらいするわぁあ!!
かて!
今日から新しいクラスいくんやで?知らん人しかおらんクラスに。
あー緊張するわー心臓口から飛び出そうやー。
「昨日全校の前であれほどバカやったじゃないですか」
「バカいわんとってアホゆうて!それに昨日のはまた別の話やっ」
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