・
「ああ、ちなみにコイツは2ーAに籍を置くことになった。誰でも気軽に話しかけれるように、とのことだ。クラスメートは頼んだぞ」
「ほーウチはAクラか。…ん、奈々ちゃんも好きやで。ちーと背ぇ高いけど」
「聞いてねぇよ」
「では、このまま歓迎発表会に移りたいと思います。まずは歩くん、移動をお願いします」
「ん?」
移動?
って何やと思ったら、会長に背中押されてステージの下まで。
そん後ろ彼方先輩もついてきとるみたいやけど……はっ、何やあの特別席!
さっきは気づかんかったけど、真ん中に3つイス並んどるやんけ!
え、しかも前は人がおらんっちゅー…あそこに座れいうんかぁあ!!
周りがみぃんな女の子やったら、ハーレムなんやけどなぁ…。
「おら座れ」
「わーよぉ見えるー」
「歩くんのための会ですから、特等席を用意するのは当たり前でしょう」
「何や悪いなぁ」
お、別の司会者が出てきたで。
あん人も美形やな…やっぱここ、顔基準なんとちゃう?
ウチ場違いやわー女の子おらんし。
ちぇーっと唇を尖らせとったら、会長に摘まれた。
なにすんねんボケ。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!