・ 「凄い…ですね…」 「いやーはは、親にいつもいわれとるんよ、食費払えー!て」 「でしょうね」 「でも今日は少ない方やで?あ、アカン急に腹減りだした…いっただきます!」 オムライスにうどん! うどんは大盛にしてもろたけど、いつもやったらもう二人前はいけるで。 毎回会うやつに驚かれとるけど…ウチ、そないに食わへんように見えるんか? (この細身で…一体どこに入ってるんでしょう…) まずはうどんからやな。 のびたらマズいやん? ――ズルズルズル…ッ 「っ…ふんめー!んっ、むぐ、なんやこのダシ…美味すぎやろっ」 「それは良かったです。あと少し静かにして下さい」 「…ング、…はっ、こっちのオムライスもとろふわや…!学園の食堂やないんかここはっ」 これなら何人前でもいける気ィする…!もーとにかく美味くて、ズルズルすすりながら食っとったら、…キャーッやて。 食堂にいた生徒の半分以上がキャーいうたで!? 「おげろげろー…キモッ」 「食事中にやめて下さいよ…」 「かて…なんやこの声。男がキャーッてなんなん」 [*前へ][次へ#] [戻る] |