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――グワンッ


「質問に答えろどうして知ってんだぁあ!」

「ぐぇっ、ちょ…はな、話すからヤメテッ」

「……あっ、わりぃ」

「ケホッ、…はぁ。あー…えと、ここの生徒会ってさ、ちょっと特殊なんだよ」

「特殊?」



抱きたい・抱かれたいランキングはあるし、僕は毎年オイシイ思いをさせてもらってるけども!そのランキングよりも重視されるのが『チーム』。男同士だし仲間うちとかでチームが出来上がるんだよね。その強さでトップが決まるといっても過言じゃない。けど僕も一ついわせてくれ…。

美形=強い=トップチーム=生徒会=人気者。これ常識でしょおおっ!ハァハァんでもってそのチームが昔一度敗れたチームを探してるのも常識っ。ここの会長も例外なく、紅姫をずーっと探してたんだよねー。いやーここにきてくれてありがとう理央っ。



「ち、チームってちなみに…」

「風林火山っていうチーム」



トップは今の生徒会の人数…つまり4人で、王風・王林・王火・王山って二つ名がついてる。理央…紅姫は確か『aaa』っていう、周りがそう呼んだチームのリーダーじゃなかったっけ?なんでも、3ヶ月程度しか活動してなくて、でも解散はチームみんなが納得して決めたものだからいざこざもなく…とか。

会長も探してるけど暴れてないしね、うん。そんな感じだ!



「ほら、変装とって」

「ああ、…絶対他の奴にいうなよ?」

「いわないよこんなオイシイこと!」



ぐふふふ、理央には悪いけど王道にのっとってどっかでハプニングに巻き込まれてバレることになるんだからっ!あぁああぜひそのときは僕に一言いってからポロリしちゃって下さいっ。

……と思っているうちに、理央は変装をといた。モッサリカツラの中からは薄茶色のサラッとした髪が現れて、メガネの下にはぱっちり二重の大きな瞳が。プリティーフェイス?ベビーフェイス?どっちでもいいけど…っ、



「っ…そ、想像以上…これは、可愛すぎでしょ…」

「はあ?可愛くないって。…女顔は認めるけどさぁ…」

「む、無自覚キタコレ!しかも若干中身男前総受けフラグ総立ちありがとBLの神様っ!」



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あきゅろす。
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