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確かに、いわれてみれば棚が空いたりしてる。…ふっふっふ、でも僕は分かってるからね！そういう理由をつけて理央とイチャコラしたかったんだろええけしからんさっさとやれ！
ジーッと鼻息荒く見てたら、理央を見て編入生か？だって。そうか僕の中では知り合いでも実際は違うんだもんな。そう思い直して紹介した。
「…堤理央です。王道かは分かりませんがよろしくお願いします」
「ああ、王道のな。俺は草間哲治だ。それ変装らしいな、またとって見せろよ」
「んな…っ！い、伊織っ、いわないって…！」
「……え、僕いったっけ？」
うーん、理央が来たことはいった。モッサリヘアーの瓶底メガネとも。でもそれがカツラだってことはいった覚えないんだけどな…保には理央自身からいったし、保が話すはずもないし…。
そう考えてたらテツさんはこういった。
「いってねぇ。でも王道は変装して族に入ってたことがあるっつったのは伊織だろ」
「…はっ！うぁぁそうだった間接的にバラしてたごめん理央！そしてちゃんと話を聞いてたテツさんラブッ！」
「まーな」
「いやそこは『理央にいってほしいぜ』でしょっ！」
でも好きだぁあ！だって結局は聞いてないと思ってたんだもん！いやー聞いてくれてるんだね…僕は感激だよ。いいでしょＢＬ。テツさんもハマればいいのに…いやいや、攻め要員だから別にそのままでも…。
「…あ、保がいる」
「あーそれね。かっこいいっしょ、僕が撮ったんだ」
「伊織がっ！？…や、つか…友達がうちわになってるとかなんか複雑…」
「大丈夫！そのうち理央もここに並ぶからっ！」
ごめん理央。王道は絶対にバレて親衛隊が出来るんだそして僕はそのときを何よりも楽しみにしてるんだぁあ！！
…理央はお店の中が気になるのか、端からゆっくり見て回り始めた。僕はテツさんのもとにいってお伺いをたててみる。
「ど？どっ？気に入った？可愛いでしょ理央萌えるでしょ」
「さぁな」
「んもーはぐらかさないでよ！こんなに王道すぎる子はいないんだよっ！？礼儀もありつつみんなとの壁を壊していく理央…うわぁあ最高ぅうう！！」
(そういう伊織のが見てて飽きねーのになぁ)
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