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く、臭いけどこれぞ王道。鼻をつまみながらも外面ではなんの変化もない理央の下駄箱を写真におさめておく。くっ…中が見れないのが残念…つか僕もさすがに見たくない。
「じっがじグゼーな。理央、り゙お、気にじじゃダメらよ」
「んーっ」
「ぶふげほっかはっ!も…萌え…」
ワンコに口押さえられて素直にしてるとか可愛いんですけどえなにこれつか咽せた。けど、背中に温もりを感じて不思議に思う。…手?
「おいおい大丈夫かよ伊織。鼻摘んだまま笑うから…」
「「保!」」
「しょうがないやつだな…」
「だってさぁ…萌えたんだもん」
あ、キモ。もん、は理央が使わなきゃダメだよね、うん。今度猫語とかいわせてムービー撮ろう。しかし保、いつの間に…わー親衛隊の子にハンカチ渡されてる。断ってるけど…。
「そうだ理央、はいよ」
「え…これ…」
「俺がきたときももうその状態でさ。理央たちが来る時間に合わせて持ってこうと思ってて」
「っ…ありがとな!ほんと助かるっ」
はい、と保が渡したのは、これから借りにいこうとしてたスリッパ。…うん、…うん、僕には分かってるよ保点数稼ぎしたかったんだね!いやいやそういう言い方はよくないな…好きな子のために自ら行動するなんて…保萌えー!
んでもってチョー笑顔な理央も萌え。ワンコもいいことしたとか誉めちゃってるし…あれ、ダメダメ、そっちのフラグは今いらないんだって。わーでも保怒ってる…これは触れないでおこう。
「よし、じゃー靴はワン…赤塚のとこ入れるとして、教室いこー!」
「…え、なんでそんな楽しそうなんですか…」
「た、楽しいなんて思ってないやいっ」
((バレバレ…))
ちゃっちゃと教室へ移動して、リアル制裁を見てみたいんだ僕は!だから4人で2組へ向かって、想像通りの理央の机に胸が歓喜した。いや、理央が落ち込んでたら僕だって空気ぐらい読むけどさ…これだよ?
「あー…これはこれは…机って学校の備品なんですけどね…」
「ぶふっ、ツッコミ所ナイス理央!ちょ、写メいーっすか!撮っちゃっていいよね!?」
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