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来るかぁ?と疑う保だけど、くる!来てくれなきゃ僕がつまんないもんっ!そして目の前で見せてくれるはず…で、デープキッスを…キャー/// うわ、きも、ごめんなさい。でもとにかく王道ならありえる展開だし、理央ってば申し子だし。うん、あー早く昼になーれ。



――ニヤニヤ、ニヤニヤ

(だっらしねー顔…)



 お昼のことを考えるともー楽しみで楽しみで、キチンと写真も撮れるようにケータイとデジカメのレンズを綺麗に拭いておくことにした。…うん、デジカメも多分使うはず。あ、保でも撮っとこーっと。いやーまいどありっ。







朝のHR中は、僕たちのクラスに何かしらの声が届くことはなかった。…ってことは理央は1〜3・4組あたりか…ますますホストセンセーに当たる確率が高くなったじゃないかぁあ!ハァハァ、早く話を聞きたいっ。

ってことでお昼です。
クラスが違うと授業が終わるタイミングもバラバラってことで、集合場所は食堂。先に終わった方が席を確保しとこうってね。今日は僕たちの方が早かったみたいで、4人がけに2人で座った。さてさて、理央は1人でくるかいい男を連れてくるか…。



「昨日といい今日といい…伊織、今までで一番いい顔してるぞ」

「え?いやーだってついに夢叶っちゃうんだよ!?嬉しくないわけないじゃんっ」

「…じゃ、俺はもういなくてもいいのか…」

「な…なにいって!保は、攻め要員の前に僕の大事な友達なんだから、話は別だろ?」

「そ、か…」



あ、そうかそうか、保くんって実は寂しがり屋なんだなっ?4年も一緒にいて気づかなくてごめんよ保…!でも大丈夫だ、たとえ保が理央を好きになろうと付き合おうとフられようと僕はずっと保と友達だからっ。

…っと、あのモッサリ具合は理央じゃん!



「こっちこっちー!」

「……あれ、なんか赤い髪が見えねぇ…?」

「えっ?…え!?も、もしかして…」

「ごめんお待たせっ…しました!」

「ややややそれより理央っ!もも、もしかして君のう、後ろにいる(ワンコ)不良ととと友達に…っ?」



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あきゅろす。
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