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これって凄いことなんだよ!?…まぁだから一緒にいる僕はたまに非難を浴びるわけだけど、保の親衛隊からのイジメは受けたことがない。ちゃんと統率されてるし、人数も少ないし、お茶会もしてちゃんと交流してるみたいだし。うん、そこは本当に凄い尊敬する。

まぁ僕も親衛隊の一員ではあるし、僕の写真がみんなに好評なおかげでイジメが少ないっていうのもあるんだけど…。理央はどうだろ、保に関しては大丈夫…だろうけど、ごめんすっげー楽しみ!



『…お待たせしました、ビーフカレーです』

「あ、俺。どーも」

『失礼いたします』

「ん、待たせて悪かったな。食おうぜ」

「おう!いただきまーすっ」

「いただっきまーす」



あーお腹空いた…っと、ダメだ、今は食べるよりも観察!こっそりと理央を窺うと、オムライスを一口、口に入れたところだった。少し固まって、もぐっと口を動かす。どーだうまいだろ、なんてったってこの僕が調査済みだ!

とか思ってたら、理央はスプーンを胸の前で両手で持ち、プルプルと体を震わせて満面の笑みを浮かべ、こう小さく呟いた。



「う、うまぁ…っ」



ほんとに心からそう思ったのが伝わってくる一言。つか、え、何今の。その仕草はなんですか僕のためにしてくれたんですかつか変装してるのに…、



「も…萌えんんん゙っ!?」

――ムギューッ

「あんまり大声出すな。…まぁ、今のは可愛い反応だったけど…」

「か、可愛くないぞっ!美味かったから美味いっていっただけだ!」



ちょ、保口押さえないでぇえそれは理央にしてぇえ!てか今可愛いっていった?いったよね?これフラグたちましたよねーっ!?うわぁあ理央もいい反応するなぁツンデレみたい。いや無自覚か。あーあーそんな大声で素で喋っちゃって…萌え。

なんとか保の手を口から話して、もう一口勧めてみた。いや、あーんしてもいいしされてもいい!もちろん僕じゃなく保×理央で!あぁあでも無自覚萌えーな僕にとっては保→理央が好ましい…!

でもしてくれなかったけど。ちぇっ。




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あきゅろす。
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