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いやー姉ちゃんが腐女子じゃなかったら僕も一生関わらなかった人種だよね!でも今じゃもう抜け出せないっていうか。あああもうバレたなら正々堂々といっちゃえ!ずっと隠してくのはムリだったろうし、うんこれもきっと神様のお告げだ!



「……腐男子、っすか」

「ぅ゙、ソウデスワタシガフダンシデス」

「いや、まぁ人の趣味にケチつける気はないけど…」



おっ、分かってるじゃないか理央!それでこそ王道っ!冷めた目で見られたとしても僕は負けましぇんっ。この日の…このリアル王道を見るために僕はこの学園に入学したんだからああ!例え理央が全身を使って「引いた」といおうが僕は開き直って見せるぅう。



「とにかくよろしくっ」

「したくねぇえ!」



こうして、僕の『生王道間近で見ちゃおうよモエモエライフ』は始まるのでした。


――くぅ…

「…っ、あー…///」

「ぶっ!も、萌えぇええ!」







寮にエレベーターは2台あって、そのうちの1台は食堂の中に止まるように作られてる。つまり入口は2つってことだね。今回はその存在も教えるために、そっちに乗って食堂へやってきた。



「れ、レストラン…?」

「王道反応ktkr!」



騒がずぽっかり口を開けてそのセリフ!君はなんて王道をいく子なんだぁああぁその間抜け面も理央なら可愛い!カツラしてても僕には何もないように見えるよっ!早く誰かに食べられちゃって下さい。

人前では王道通り敬語で接することにした理央だけど、所々素が出てgj!うわーでも敬語違和感ありまくりっ。まぁそこはね、きっとすぐ生徒会にバレて敬語ではなくなるだろうし…ぶっ、ごめんね理央、僕はそれを期待してるよ!



「あ、今日は編入祝いってことで僕が奢ってあげる。何がいい?」

「え、ホントですか?じゃあ…カツ「オムライスねうん分かった。いやーやっぱそれを食べなきゃ始まんないもんね!」…いや…いいけどさ…」


(奢ってもらって文句いえねーし…)



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あきゅろす。
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