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「……じゃあ、何かあったら呼べよ?」
「うん、少し待っててね」
「長くてもいいぜ?」
「……はは、やめてよ勤…」
人のいないトイレで1人で用を足す。窓から逃げれそうじゃん、って思うでしょ?
そういうとこも勤はしっかり考えてて、一階のトイレには絶対連れてってくれない。
二階ならギリギリ…とも思うけど、少し高くて怖いし…はぁ。
トイレの中だけが、唯一1人になる場所なんてね…。
◆
――17:00
部活は僕も勤もしてない。
させてくれない。
大体が、授業が終わるのと一緒に寮へ帰って部屋で過ごす。
たまに天気のいい日は外を寄り道したり、本が読みたいと僕がいえば図書室にいったり、近くのスーパーまで買い物というデートに出掛けたり。
とにかく、横には勤がいる。
それは変わらなく、僕を苦しめる。
――19:00
大体これくらいの時間に夕食になる。もちろん勤が作ったもの。
手伝いはたまにする…かな?火と刃物は使わせてもらえないけど。
『ケガしたらどうすんだっつーの』
いつもそう。
女の子じゃあるまいし、ケガの一つや二つ…なんて、いったらあとが怖くていつも心の中に留めてるけど。
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