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逃亡と出会い *


「航…っ、もっと見せてくれ、俺の手で乱れる航を…」

「あっ、あ…いや、見ちゃやだぁ…っ、はぁッ」

「可愛い、すげぇ可愛いぜ…」



ギュウ、とシーツを握り締めた手は少し白くなっているのに、僕の体は赤く火照っている。

何もまとってない体。
その中心は勤の手によって、上下にグジュグジュとしごかれていた。


珍しいことじゃない。
僕を感じようと、
僕に感じさせようと、
僕が勤でしか感じなくなるようにとよくされる行為だ。

もちろん、最後までシないから勤の着衣は全く乱れてないけど。



「ふぁぁっ、あっ、…やっ、やぁ、そこらめ…ッ」

「どうしてだ?気持ちいいんだろ?」

「や、ぁの…っ、あッ、んーっ」

「恥ずかしがる航も、すげぇ可愛いぜ…。やっぱ閉じ込めてずっと一日中可愛がってやるか…」



ボソッと、でも喘いでる僕にも十分聞こえる声で、いつもそういう。
そのときの僕の反応を見てるんだ。

…大体は、もう日常と化したこの行為に僕は溺れて何の反応も出来ないんだけど。


胸で、そこを触られて感じるなんて嫌なのに、すっかり慣らされちゃったし…。



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