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そのあとお皿は食器洗い機に任して、少しゆったりして…お風呂、だ。
「今日は何か入浴剤いれっかぁ?」
「つ、勤が決めていいよ」
「んーじゃあヒノキでも入れるか。ああ、今度2人で温泉いきてぇな」
「……そ、うだね…」
お湯を溜めて入浴剤も入れたら、次は僕たち。1人では入れさしてくれない。
ほんとにたまーに、勤に "用事" があるときだけ1人で入る。
勤の前に立って、勤にされるがまま服を脱いでいくんだ。
「ほいバンザーイ」
「ん…も、恥ずかしいな…」
「はは、毎日同じこといって飽きねーの?」
「そ、そうだっけ?あはは…」
「おー今日も…すっげぇ綺麗だ。傷一つねぇ滑らかな白い肌…」
ペロリ、と下唇を舐めながら僕の肌を見て、触れてくる。
その2つには性的なものも混じっていて、僕はいつも目を瞑って耐えるだけ。
…体に自分の知らない傷がないかも、確かめてるみたいだけど。
そのまま下も脱がされて、同じ感じに見られて触られて、入浴。
僕の髪も、体も全部勤が洗う。
くすぐったいとか嫌だとかそういうのを感じないようただひたすら無心でいるのも、凄く大変なことなんだよ?
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