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そしたら兄貴まで
「お兄さまも寂しいよ!!」
とか言って、私に抱きつきながら大泣き。兄貴は本気(マジ)泣きじゃなさそうだけど……

今日だけは私も抱きつき返して泣いた。
2人兄弟が抱き合いながら大声で泣いてるなんて、周りから見れば変な人……

「こらこら、抱き合うんじゃなか。深空も抱き付くなら俺にしんしゃい」
「……うん」
私は雅治の言う通りにする為、兄貴を突き飛ばし雅治に抱き付いた。

「え?お兄さまは!?」
兄貴はもう泣き止み、さっきとは別の事でうなだれている。


「ここは未来の旦那様に任せんしゃい」
「誰が旦那様なのかな……!?」
「俺じゃ」
兄貴は微笑んでいるように見えるが、内心かなり御乱心の様だ。


「俺は認めないよ!!」
「お前さんに認めてもらう気もないぜよ。俺らは愛し合ってるからのぅ」
「何を〜、仁王ぉぉぉ!!」
兄貴たちは走り回り始めた。



愛し合ってる……なんて、照れる事を言う。

あと、未来の旦那様ってことは結婚って事なのかな……?
それは嬉しい。



でも
「卒業式くらい静かにしなさいっ!!」


私と彼氏vs兄貴
(これからも続く私たちの闘い)





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あきゅろす。
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