私と髭と酒と南瓜と 2 袁紹の気まぐれで事は始まった その頃袁紹は巷で耳にした“無人島サバイバル”というのに興味があった 寝る場所から食べる場所まで自分達で作る世界 仲間同士の衝突 試練を越えて固く結ばれた絆 素晴らしい!! 袁紹は一度、そういったものを間近で見てみたかった 袁紹「しかーし!!!」 声を張り上げる袁紹 袁紹「名族の私が地べたにはいつくばり、汗水流すなど有り得ーん!!」 袁紹は自身の椅子を半回転させると、びしっと傍らの顔良と文醜を指す 袁紹「そこでだ!私の代わりに曹操の奴を無人島に放り出し、我々は島の裏側の小屋からその様子を観察するというのはどうだろうか!」 文醜「曹操の奴なら開始一時間ほどで小屋を発見してしまうかと」 袁紹「…………」 顔良「それに曹操を拉致するなんてお供の奴らが黙ってませんよ」 袁紹「……………むむむ」 [*前へ][次へ#] [戻る] |