私と髭と酒と南瓜と
8
曹操「夏侯惇はどこに消えたんだ……」
またまた夏侯惇を見失う曹操
そろそろ老眼鏡をつくるか、と見当外れなことを考えていると
曹操「これは……麒麟牙だ!」
曹操は夏侯惇が現れた場所に、見覚えのある刀が落ちていることに気がついた
今はミニサイズに思えるそれを、拾い上げて本物と確認する
曹操「麒麟牙がなぜこんなとこに……あ、慌てて落としたのか」
手入れの行き届いた見事な刀に、何のためらいもなくベタベタと指紋を付けまくる曹操
曹操「うーん。しょっちゅう見るが触るのは初めてだな。つーか重っ!奴は偉いなこんな重い刀を…………」
そこまで言って、曹操はふと違和感を覚えた
曹操「重い?…………重っ!つかでかっ!!」
違和感の正体は麒麟牙……正確には曹操の身長であった
……麒麟牙が巨大に見える
曹操「またまた縮んどるやないかああぁああ!!!!」
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