梓瀞学園 2 「ご、濠さん!?」 「そぉんなのってあるかぁぁぁーっ!!!」 「!?」 具合でも悪くなったのかと、慌てて濠さんの肩に触れようとしたら、またも突然、濠さんは顔を上げて雄叫びを上げる。 「俺は淹のバージンを奪う計画を、10年以上も前から計画してたんだぞ!? 何も知らない淹の真っ白な身体を、俺の手で、俺好みに染めていく!! その素晴らしい計画をアッサリ壊すなんて……っ! 兄さんのヤロー!!!」 (ヤバいヤバいヤバいヤバいっ! 変態! 変態がいる! ……10年以上前って事は、5歳の俺見て計画してたって事だろ? それって濠さん、間違いなく変態だ!危ない!) 「……でもまぁ仕方ないか。淹ちゃんのハジメテは諦めよう。まだ、俺の手で俺好みに染める、と言う素晴らしい任務があるじゃないかっ!」 悶々と唸っていた濠さんは、アッサリと着眼点を変えて自分を納得させ、企みあるニヤリ笑いでまた俺に向き合う。 任務って……。それを貴方の責任として、課したのは誰ですか? 「さぁ淹ちゃん! 俺と気持ちヨ〜くなろうねぇ〜」 内容は兎も角、濠さんのそう言う、ポジティブな所は嫌いじゃない。 でもニヤニヤ笑って近付いて来るのは、流石にイヤ。 俺に伸ばしてくる手も、なんかキモい。 思わず少し後退るが、濠さんは俺のパーカーのファスナー、勢いよくを下げる。 (まぁ、晴四郎さんとヤり損ねたからいっか) と言うか、そもそも邪魔された原因は、理事長である濠さんからの電話だった事に、後から気付いた。 ぴちゃ……チュウッ、 「っくぅ……ぁんっ!」 上半身を裸にされ、ソファーに再び寝かされて、乳首を弄られたり吸われたり、愛撫される。 「乳首だけでこんなに喘げるなんて、相当兄さんに仕込まれてるだろ?」 恨めしそうに口を尖らせて言う濠さん。 「つぅか、濠さんの舌が……」 「舌使い巧くて気持ちよ過ぎ?」 それもあるが、執拗で、濃厚な感じ。 おまけに下半身を触ってくれないから、焦れてしまい余計に感じてしまう。 「淹のココ、可愛いピンク色だね。ちょっと吸っただけで、紅くなっちゃいそうだね」 カリッと、濠さんは俺の乳首を甘噛みし、もう片方のは指で軽く撫でる。 「あぁっ! やっ、〜〜〜っ、もぅ……下も触っ、て……」 「そのオネダリも、兄さんに教えて貰ったのかな?可愛いから許すけど」 [*BACk][NEXt#] [戻る] |