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輪廻転生・成り代わりの話
三回目
屋敷の外ではバチバチと何かが爆ぜる音や金属がぶつかり合う音がする。

俺はそれを極力聞かない様にしながら信長公の文への返事を認めている。
怖い、怖いよ!!
ここで争わないで、頼むから!!

俺が不安で視線を左右させてると、風魔が茶の入った湯飲みをすうっと差し出す。
茶でも飲んで落ち着けって事か?
『すまないね、いただこう。』
俺がお茶を啜っている間も外からは破壊音が聞こえてくる。
三好さん達大丈夫かな……
『自分の目で直接見極めるべきか?(三好さん達心配だし……)』
俺が呟き立ち上がると、風魔がシュンっと消えて、え?と思っている内にシュンっと現れた。
イッツ忍クオリティ!!
脳内トリップしていると風魔が目の前に来てすっと手を差し出した。
手?と思って目で辿ると其処には刀……っつーか剣が乗せられていた。
無言で剣を押しつられてるのに無言で受け取り拒否の抵抗していたのだが、やっぱり簡単に負けてをの剣を受け取る。
コレってあれじゃないッスか。

宝剣、十束剣!!!

しかもいつの間にか戦装束っていうか戦羽織を羽織らされ、もう一本の刀を腰に帯びてると言うまるで今から出陣!の格好になっていた。

(あぁ、俺マジで死んだかも……)

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あきゅろす。
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