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審神者日記 完結
その理由は
手入れが終わり、まよいはふらふらしながら大広間へとたどり着いた。倒れ込むように座り、刀剣達を見回してへらりと笑う。
「なんとかなったね…良かった」
その様子に、燭台切が前に出て、おずおずと口を開く。
「あの……どうしてここまでしてくれるの?君は、通りがかっただけなんだろう?」
その質問に、まよいはうーんと唸りまたヘラリと笑う。
「今の歴史が好きだから、かな?」
だから、歴史を守ってくれる君らを無下にするなんて、あり得ない話なんだ。前任は死ねと思うマジで。
後半は真顔のマジトーンで言い、まよいは締めくくった。
「ま、歴史好きの本領発揮ということにはしといてよ。俺は寝る。もう死ぬ」
まよいはそう言ってその場に横になった。

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あきゅろす。
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