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初めてのお使い
※BLに入ってますがそこまでBLチックではありません。ショタ

初めてのおつかい、それは危険がいっぱいだ。特に可愛い子なんかは…。



僕は太一、小学6年生だ。もう立派な大人だと思うんだけど……おつかいに行ったことがないんだ。ママはなぜ僕に頼んでくれないのだろう。

「あらやだ、お醤油切れちゃってる。どうしましょう…」

えっ…今なんて?!これはもしかしてチャンス!?

「ママ!僕が買いに行ってあげるよ!!」

「ええっ太一が??でもねぇ…」

ムッ(怒)なんですぐOKしてくれないのかなぁ。

「大丈夫だよママ。すぐ近くなんだしさ」

小学校より近いもんね。楽勝楽勝!!

「じゃあ…お願いしようかしら。お醤油と…卵も」

「オッケイ!!まかせてママvV」

やったぁ!!1人でお買い物だぁ☆これで僕も一人前の男だね。



太一はガッツポーズをして支度をしに、自分の部屋に向かった。


『いーい!?知らない人に話し掛けられてもついて行かないこと。お菓子くれるとか、助けてくれって言われてもよ??連れていかれそうになったら大声で助け呼びなさい。それから寄り道はダメよ??余計なものも買わないこと!!それから……』

あれから出るまでにママに色々言われた。ママったら心配性なんだからιそれくらい僕にも分かるもん。


……………。


「あーっ!!」

ニャンニャン!!可愛いなぁvVふふっ、ごろごろ言ってる。

「ニャーンニャーンニャーン♪」

「君どうしたの??1人??」

僕がニャンニャンと遊んでるとおじさんが話しかけてきた。ビックリしてニャンニャン行っちゃった……バイバイ。

「うん、おつかいに……あーっ!行かなきゃっ!!」

「えっ、あっ、君!?」(太一は行ってしまう)

いけない!!早くしないとママに怒られちゃう!おじさんのお陰で助かったぁ。今度お礼言わなきゃ。

「迷子の迷子の子猫ちゃん…あれ?」

お歌を歌いながら歩いているとおばあちゃんにあった。どうしたんだろう…全然動かないや。ここで見捨てたら男が廃るよね!?…廃るって何だっけ?まぁ、いっか。

「おばあちゃん、どうしたの?」

「ん?カズヒコかい?いやねーなかなか信号が青にならなくてね」

「もうじき青になりますよ」

そう言って僕はおばあちゃんの荷物を持ってあげた。渡り終えたらおばあちゃん、

「ありがとう、ありがとう。ほら、飴あげるよ」

って言って飴くれた。やったぁ☆舐めてこーっとvVんーっ、

「あまゃーいっvV」

美味しいなっ☆
でも周りの人がさっきから僕を見てるの。おじさんたちも飴、欲しかったのかな?…あんまり見ないで欲しいな。

やっとスーパーについた。なんか結構時間かかっちゃったなぁ。早くしないと!!

えーっと…お醤油と卵。お醤油…あった。卵…あれ?卵卵卵…あーっアイスvV

『余計な物は買わないこと!!』

…でもアイス…。一つくらいなら大丈夫だよね?だってほら、アイスのおかげで卵も見つかったし。

「ありがとうございましたー」

よしっ!!無事に買い物出来たぞ!!やっぱり簡単じゃーんvV途中の公園でアイス食べてこ。


公園に入って、ベンチに座ってアイスを出した。

冷たくておいしーっ☆あわわっ溶けてきたっ。(ペローッと下から上へ舐める)

そうやって食べてたらいつの間にか近くにお兄さん達がいっぱい集まってきていた。僕がそっちを見るとお兄さん達、近寄ってきた。なんだろ…?



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