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荒い息を整え、そのまま余韻に浸りながら眠りに墜ちようとしていたのだが、クロはそれを許してくれなかった。もう力の入ってないマモルの足を持ち上げ、後ろの蕾にキスをした。
「ふ…ん。何…?」
そのキスに少し身震いをしながらクロをみると、何も言わずににっこりと笑った。
そしてマモルの双方を持ち、ぐっと広げ、先ほどマモルがクロの口の中に放ったものを、蕾めがけて垂らしてきた。
「ひん、何して…はぁぁん!!」
そんな信じられない厭らしい光景に目を奪われていると、下に移動したクロが蕾に指を入れてきた。
初めての感覚に身震いをし、それ以上侵入されまいと力をこめる。だがその思い虚しく、指は精液をローション替わりにどんどん奥へ侵入してくる。
「やめっ、も………ぅっ、ひあぁ!?」
異物感と恐怖から涙を流しはじめた。だがクロはその手を緩めることはせず、
「後少しだから」
それだけ言ってさらに奥に進めてきた。そしてある一点を擦った。その瞬間マモルの体はのけぞり、クロは笑みを漏らした。
「ね、分かる?ここ気持ちいいでしょ」
「んっあ、何?だっ…め。イっちゃ…」
「前立腺って言うんだよ。気持ち良くておかしくなりそうでしょ。…ね、気持ちいいって言って」
後少しでイケると言うのに、クロは手を止めてしまった。意地悪な顔をマモルに向け、早く早くと目でせかしている。
「ぁ、も、きもちっいの!!イきたいのっ」
マモルもただただイきたい気持ちで一杯で、言われた通りに答えた。
「ん。いいよ。イキな…」
それに満足したクロがまた手の動きを再開した。それに加えマモル自身にも手を添える。前と後ろの動きを合わせ、擦っていると絶頂にいくのに時間はかからなかった。
「ふ…ンあ、ぁ………やあぁっ!!!」
体を震わせ、マモルは簡単にイった。満足気にクロはマモルを見、それに答えるようにマモルもクロをみた。その瞬間、クロの喉が鳴った。
「ごめんマモル…。俺、もう、無理だ」
「へ?…っ!!!?い゙、あああ!!」
いきなりの圧迫感にマモルは息を詰まらせた。クロの限界をついに越え、自分のそそり立ったモノを押し込んできたのだ。
「っく、きつ…。マモル、少し緩めて」
「あ゙あ、む…りぃっ!!抜いてぇっ」
指で馴らしたとは言え、想像以上に狭いマモルの中にクロは眉を寄せた。だがマモルはそれどころではない。息をするだけで精一杯だ。
「ひうっ、ぅあぁ、はっ……あぁんっ!!」
クロは入れただけで動きを止め、マモルのモノを握り、擦りだした。するとマモルの意識がそちらに集中しだし、後ろの方が緩んできた。それを見計らってクロは腰を動かす。
「ぇあ、ああっ…動か、ないでぇん。んんっ…きゃうっ」
クロの動きに合わせてマモルが鳴き出した。マモルの前と後ろからクチュクチュとイヤらしい音が部屋中に響いている。クロは更にイイとこをめがけて激しく突き出した。
「あ、んあっ、ひゃ…ンん」
─ゴリッ。ピュクッ、ピュクッ─
「んぁあ…んーーっん」
「んっ」
クロが前と後ろを同時にいじると、マモルは簡単にイってしまった。その時に出た声を抑えるため、クロはキスをしたが、あまりの締め付けにマモルの中でクロもイってしまった。
「っはぁ…んぁぁ…」
「最高だったよ。大好きだ…マモル」
「んぅ…」
クロのモノを抜くときに少し物足りなそうな声を出したが、額にキスを落とされ、イった余韻に浸りながらマモルは眠りについた────。
「…ん…」
朝の眩しい光にマモルは目を覚ました。横をみるとちゃんと猫の姿をしたクロが眠っている。
「変な夢、見ちゃった///」
そう言って起きあがろうとすると、
「い゙ったぁー」
腰に激痛が走った。どこで打ったのか、なぜこんなに痛いのかが分からない。腰を押さえ、眉間にシワを寄せながらマモルは下へ降りていった。
そして夜、腰を痛めた原因を思い出すことになるのだ。
END☆
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