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「俺…もう行かなきゃ」

「やっ…まだいてよっ!」

「幸一…」

でももう時間だ。これ以上は一緒にいることが出来ない。

「せっかく…会えたのにっ…。ふぇっ…行っちゃやだぁ」

「泣くなよ…俺だって離れたくねぇんだから…」

「っ…手紙、まだちゃんと書いてくれる…?」

「当たり前だろ」

「ふぇ……好きっ…まこっちゃーんっ」

ダメだ…可愛すぎる。でもこのままってわけにもいかない。俺は…突き放すようにして幸一と離れた。

「やっ…まこ、ちゃ…?」

「……じゃあな」

「うぅっ…まこっちゃんっ!!…まこっ…ちゃ…」

ごめん幸一。好きだよ幸一。今はまた離れ離れになるけど…次会うときはお前を迎えにいくから。

もう離れ離れにならなくていいように、俺がお前をもらいに行くから…だから待っててくれ。













あの日から少したって手紙がきた。日付をみると俺たちが会った日だ。どうやら手紙を出した後に会ったらしい。

んで、その手紙には…今年中に日本へ帰るって書いてあった。高校は俺と一緒のとこ行くって…。

「あの涙の別れ…何だったんだ…」

幸一と会えるのはすげぇ嬉しい。けどあんな別れをした後でこれが分かるって…俺、なんか恥ずかしくね?


《待っててね、まこっちゃん☆ from幸一》




END!

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