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「うぅ…僕も大好きっ…。まこっちゃん、大きくなった」
「幸一は可愛くなった」
「だって…まこっちゃんに喜んで、ほしくてっ…」
ふにゃっと笑ってもう一回抱きついた。ヤバい…手放したくねぇよ。めちゃくちゃ可愛いよ。
それからは少ない時間の中でたくさんの話をした。手紙に書いたこともあったけど、こうやって一緒にいることに意味がある。2年待ったんだ…心が弾まないわけがない。
「……それでねっ、父さんったら泣いちゃって」
「ははっ、おじさんらしいな」
「でしょ?………へへっ」
「?なんだ?」
「あのね…まこっちゃんの笑顔かっこいいんだもん」
っ…!?何を言い出すんだ幸一は!そんなことをいう幸一の笑顔の方が可愛いのに。んで、あまりにも可愛くて…また抱きついた。
「……俺、いつまでもお前が好きだ」
「え?あ……うンッ!?」
顔をあげた幸一にキスをする。あのときのように…触れるだけの甘いキス。そしたらこいつ、泣き出すからその涙も舐めてみた。
しょっぱいはずなのにあめぇ。
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