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─プァーッブロロロ…
…きた、NY。
今から自由行動。タイムリミットは2時間だ。俺はタクシーを捕まえて手紙を見せた。すぐにそこに連れてってくれる。
幸一は俺をみてどう思うだろうか?何もいわずに来たから驚くよな。それで…泣くかな?あいつは泣き虫だから。
身長は抜かされてねぇよな…。きっと…すげー可愛くなってんだろうな。写真や手紙で連絡をとってても、実際に会うとなると緊張する。
もう胸が張り裂けそうだ。
「着きましたよ」
「ありがとうございます」
ついた…確かにプレートにも"Kouichi"って書かれてる。ここに…幸一がいる。
─ピンポーン
「…はーい……って…え、誠君!?」
「あのっ…こ、幸一は…」
「今丁度出てて…待ってる?」
「…いえ、探しに行きます」
いなかった。おばさんに行きそうな場所を聞いて俺は探しに出る。右も左も分からず、人に道を聞きながら探していると…残り時間は1時間になっていた。
まずい、会えなくなる…っ!!
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