3
なんということでしょう。
あれだけ煌びやかに輝いていた金髪は真っ黒に染まり、たくさんつけてジャラジャラいわせていたアクセサリーも今は1つしかつけていません。
Hey You!
君は好きな子のために不良から足を洗えるかな?
「聞いてんのかっ」
「聞いてます聞いてますそういうの怖いですっ」
「っ…す、すまねぇ。あ゙ー…つ、付き合ってくれます、か」
「はい」
「……ん?んん?」
「はい」
「いいのかよ!不良じゃなきゃいいのかよ!」
「違いますこんな平凡のために不良を辞める決心をしたその愛の大きさに感動したんですでもまだ少し怖いからやっぱりお友達からでいいですか!」
「お、おお!」
「じゃあ一緒に帰りましょう不良 "くん"!」
「ふ…不良辞めただけでなんか運気回ってきたぜぇええ!!」
どこにでもいそうな平凡くんが、不良くんを更生させた模様です。
愛って凄いね。
っていうか男ってことには気にもとめない平凡くんの器のデカさ、不良くんも見習ってほしいね!
こうして2人はお友達からヨロシクすることになりました。
果たして、不良くんの愛がもっとちゃんと伝わって、2人が付き合う日がくるのでしょうか?
めでたしめでたし。
[*前へ]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!