不良くんと平凡くん 801/ギャグ
【今日の放課後、体育館裏にきて下さい】
ある日、平凡くんの下駄箱にこーんなお手紙が届いてました。可愛らしい便箋に、必死に丸くしただろう丸文字。
平凡くんは胸をドキドキさせて向かいます。人影です、もうきていたみたいですね。
「ごめんなさいお待たせしまぁああ゙!?」
「っ、せぇな!…お、ぁ、へ、平凡か…」
「ふふふ不良さんんんんん!!この学校で一番強くてセフレがいっぱいで毎日喧嘩に明け暮れてて薬にも手ぇ出してる逆らったらジ・エンドな不良さんんんんん!!」
「んだよおお俺のこと知ってたのか」
「ぎゃああああ怖いいいいいい殺されるぅううううう!!」
「お…落ち着けぇええ!!テメェマジぶっ飛ばすぞ!」
「ひぃぃ、………」
「…あ、いや、マジに黙んなよ、おい」
不良くん、焦ってます。
でも平凡くん気づきません、涙で目の前がぼやけているからです。何を隠そうこの平凡くん、不良という人種が大嫌いなんです。
可愛い女の子は?
告白ターイムじゃないの?
「ななななんの用でひょ、しょ、しょうかっ」
「あ゙?手紙に書いただろ」
「ててて手紙!?いやいやいや僕なにも…ええええ゙え!?女の子からじゃ…っ」
「チッ、さすがに可愛すぎたよな…おい、一回しかいわねーからよく聞け!」
「はいいいい!」
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