[携帯モード] [URL送信]

「何で何も言わないで行っちゃうんだよ…。親友じゃなかったのかよ!!」

「だって…だってまこっちゃん、僕のこと嫌いになったんでしょ?」

「は?意味わかんねぇし。てか俺じゃなくてお前が嫌いになったんじゃ…」

「…え?」

なんかね、僕たち2人勘違いしてたみたい。お互いに嫌われたと思って、近づいちゃいけないって考えてたみたい。つまり…僕は嫌われてかなったんだ。物凄く、無駄な時間を過ごしてたんだ。

「俺、お前に言わなきゃいけねぇこといっぱいあったんだぞ!?」

「…ごめ、ん」

「あーもー…好きだっ」

そう言ってまこっちゃんが僕のこと抱き締めてきた。ギュって、強く、優しく。でも僕は混乱してた。だって…あの言葉を、どうとっていいかわかんなかったから。それで僕が黙っていると、更にまこっちゃんがこう言ってきた。


「俺…お前が好きだ。友達としてじゃなくて、1人の人として。……男が男を好きになるってキモイよな」

「っ…!!待って!!」

「こう、いち?」

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!