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だってそうでしょ?喧嘩したままなら悲しむ必要がないし。それにきっと居なくなって清々するって思うし。これでいいんだ……これで。



「あのね幸一。実はパパのお仕事少し早まっちゃって。来週土曜日に、ここを出ることになったわ」

家に帰り、またしても急に告げられた事実。それを聞いた僕は、ただそこに立ち尽くした。日本にいる期間はあと8日。悲しい。…けど、いいんだよね…。



一週間ってあっという間なんだな。そう思った。荷物の整理して、家具を向こうに送って。それから…じぃちゃん、ばぁちゃんに挨拶して、学校にも挨拶して。

あ、クラスの人には言ってないんだけどね。なんかそう言うの苦手だから、勝手に行くことにしたんだ。もちろんまこっちゃんにも言ってない。このまま本当にさよならするんだ…。



「先生、いろいろとありがとうございました」

「本当にいいのか…?挨拶してかなくて」

「はい。それじゃあ…失礼します」

「おぉ。向こうでも元気に頑張れよ」

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あきゅろす。
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