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はぁ、毛が唇に当たる感触がすげぇ気持ちいい。
つかなんか、彼の顔が真っ赤なんだけど。息も荒いし…もしかして。
「髪、感じんの…?」
「っ…そうだよ!だから人に触られねぇよう短くして帽子もかぶってたのに…っ」
「あー分かる。触っただけで繊細だって思ったんだから、敏感にもなるよな」
「なら触んな!…っあぅ」
「ムリ。止まんねぇ。噛みつきてぇの我慢してるだけで俺誉めてほしいんだけど」
あ、ビクッて震えた。
なんだろう、顔もいいし反応も可愛いし、この髪の毛だし。
俺惚れそう。
つか惚れた。
この髪、俺だけのものにしたい。
んでもう少し伸ばして、もっといじくりまわしたい。
これアソコに巻くだけで俺イケるかもしんない。どうしよう、俺さらに変態度アップしてないか?
とりあえず…保存用に新鮮な髪を一本もらってこっと。
「ごめん、ちょっとイテェかも」
「へ?…っ、あああッ!?」
「…え、え、今…」
「っは…あ、ぁ…/// も、バカやろぉ…うぅ、ひっく、死ねっ」
「ご、ごめん、いやマジで?……イっちゃった?」
プチッと一本抜いた瞬間、凄い甲高い声あげて、背を仰け反らせたんだ。
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