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「っ…ん、」


「う、おおお何じゃこりゃ…!」


「な、なんだよ触んなっ」


「ヤバいヤバいヤバいヤバい!こんなの初めてだ…っ…絹、マジ絹みてぇ。うわぁあ引っ張ったらそれだけで傷つきそうだ…」


「やっ、も、触るなぁ…っ」



絹?いやもうシルク?
とにかくサラサラと触っているのかすら分からなくなるほど手触りがよくて、手に持ってみたら黒髪の見た目に反して軽かった。

一本一本が凄く細い。
でも傷んでないし、細いせいで切れたりしてることもない。
毛先までツヤツヤだ。
繊細、まさにその言葉が似合う毛。


……見つけた。
俺の理想の髪の毛。



「俺、俺毛フェチってやつでさ、もう君の髪ドンピシャなんだよマジで。ごめん、いやもう俺我慢出来ねぇ」


「へ?…っ、ちょ、ひゃああ!///」


「ン…綿菓子みてぇ。興奮してきた…」


「ぁ、あ、やめ、…っ、髪はだめぇ…っ」



口の中に入れてみた。
そしたらなんか、とろけるように俺の口の中に広がって、甘い味がして、綿菓子みたいだと思った。

ツツ…と根本から毛先まで唇で挟んでスライドさせてみる。



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