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『喰いはしない。…人間が私らを楽しませてくれたらな』


「っ…た、楽しま、せる…?」


『そうじゃ、あれをしてみろ、おなにー、じゃったか?』

『せっくすの1人のやつだよっ』


「な…!?お、俺は男だぞっ!」



冗談じゃない!
…でも…もしこれらが本物なら、いうことを聞かないと俺は…そう思いながらもあたりを見回して、体が震えた。

あれは人だ、人の骨だ。



『私らは性別なんてどうでもいいのだよ。美しいものならなんでも。特に人間、お前は美しい…さぁ、楽しませてくれ』


「ひっ…やだ、嫌だ…死にたく、ないっ」


『ならばするがいい。楽しませてくれたら、殺さぬと約束しよう』


「っ…分か、りました…」



美しい人間…確かに中性的だとよくいわれていたけど…そんな顔のせいで俺はこんなことに!

けど、生きて帰るためにはするしかない。幸い相手は妖怪だ、人じゃないだけマシ…。


そう思っていた。
だがそれ以前に、こんな状況で起つわけがなかった。



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あきゅろす。
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