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「はっはー!!喜べよ幸一。これからはアメリカ暮らしだ」
「えっアメリカ!?僕行ったこと無いっ」
…って、え?今何て…。これからはアメリカ?ねぇ待ってよ、それってつまり…。
「春休みの間に向こうに引っ越しになるらしいの。慣れない土地で苦労することもあるでしょうけど…楽しみましょうねvV」
引っ越し…。ここから離れるの?…まこっちゃんともう会えないの?嘘…やだよっ!!
「今日は夕食豪華にしましょうね」
「美幸の手料理はどれも豪華だよ」
「やだ、あなたっ」
2人の会話が頭の中を流れていく。もう、よく分からない。
次の日、僕は今学校にいる。正直言うと昨日のことはあまり覚えていない。あえていうなら、毎日の習慣に体が勝手に動いた、と言う感じだろう。
そして朝になって僕はもう一つの問題についても、思い出した。まこっちゃんのことだ。昨日喧嘩をしたままで僕はどうしていいかわからないでいた。そのまま学校へ来てしまったんだ。
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