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だから体を売ってお金を得ようとした。もしかしてコイツに出会ったのは、その罰か?
「俺ならそれ、全部叶えてやれるぜ?」
「見返りは?男に興味ないならそれどうすんの」
「……お前が笑ってくれりゃ、いい」
「意味分かんね。どんなお人好しだよ」
「お人好しでも偽善者でもいい。…お前、俺と来いよ」
ん、と手を差し出すコイツ。
あー…どうすりゃいいんだろ。
俺なんかのためにお金使うの、もったいなくね?つか死んじゃうのに仲良しになるとか、ツラくね?
それともあれか、死んだあと臓器売るからって?
あ、それいいな。
「よし、俺が死んだら臓器を売れ」
「……は?」
「約束な。それなら俺も安心して使えるし…あ、でも正常に残るのいくつあっかな…」
「なにいって、売るって…」
「あーあー契約せーりーつ。んじゃ、まずは美味しいお寿司屋さんにでも連れてってよ」
「お、おい…っ」
キュッ、と手を握って困惑してる男を引っ張る。
こんな約束、守らないだろうことを分かっててお金を使おうとしてる俺って…はは、詐欺?違法?犯罪?最低?
知らねー。
勝手に関わってきたコイツが悪いんだし。死んだあとの俺をどうするかなんて、コイツの自由だし。
金使わせてくれんなら、とりあえず今は甘えてやろうかなーなんて。
「……あ、そだ…名前、教えろよ。俺がこの世で最後に作ったオトモダチの名前をさ」
「どうしてんな言い方…はぁ、俺は…──」
ソイツの名前を聞いてその家の凄さに俺は驚き、そして一生、呼ぶことはないだろう。
残り2ヶ月、あんたはただの、財布なんだから。
……なーんて、ほんとは仲良くなりすぎるのを防ぎたいだけなんだけど…ま、いわなくていいよな、これ。
おわり。
あとがき。
いやー…自分の中で理解出来ないまま書いたものなので、メチャクチャ中途半端ですね。メモ帳にね、
『誰か×余命1・2ヶ月』
とか書いてあったんですよ。
体を売ってお金を…とかメモったときにはちゃんとストーリーが出来ていたであろうメモ。
まぁ、ぶっちゃけ、時間が経って内容忘れちゃったんだよね←
なので適当に探り探りやってたらこんなものに。しかも攻めがなんかマジメな俺様になったという…。
続きはないです。
お付き合いありがとうございました。
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