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「んっ…んっ…く」
「っ…は…」
ああ…そういや、吸血鬼について色々バカな話があるよな。
その一つに、血ぃ吸われる行為は快楽を伴う、とかあったような気がする。
……あれ、マジだ。
微かだが下半身がゾクリと疼いた。必死に吸い付いてるコイツを押し倒してぇと、バカなことを思った。
「……っぷは!お前、やっぱおいしーな!ごちそうさまっ」
「あー…マズいとかウマいとかあんのかよ」
「ある!マズいのはね、えーっと…おぇ゙ぇ゙ーってなるくらいマズくて、お腹壊すんだ」
「あっそ。…まぁ、マジみてぇだし、認めてやるぜ」
「やっとかー!へへ、凄いだろーっ」
凄いかは分かんねぇが、この非現実的生物を認めねぇわけにはいかねぇ。
ドラキュラは、この世に存在する。
ついでだといって服の中に隠れた翼…羽?も見せてもらったが、正直いってそっちよりも白い裸体に目が釘付けになった。
こんなガキに…と思いながらも、ベッドに押し倒してみる。
「……ぅ?」
「なぁ、ニンニクがダメっつーのは、マジか?」
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