美味の対価
※美形×ショタドラキュラ王子
攻め視点、管理人妄想
『おい、男っ!お前、うまそーな匂いしてるなっ』
突然目の前に現れたガキは、エラソーにんなことぬかしやがった。
─美味の対価─
自慢ではないが、俺は顔はかなり上に入ると思う。イケメンって奴だ。
寄ってくる女は数知れず、だがどいつも本気になるほどイイ女はいなく、抱いては捨てるの繰り返し。
そして面白いことはねぇかと常々思っていた俺に、神様は応えてくれる気になったらしい。
ある日のことだ。
夜、誰もいねぇ道を歩いてりゃ、まるで空から降りてきたかのように目の前に突如現れたガキ。
10歳前後か?
ちいせぇし、生意気そーなツラしてやがる。
「……んだ、どけ」
「んー…」
クンクン、と匂いを嗅ぐガキに、何してんだと殴りたくなった。
だがんな大人気ねぇことはしたくなく、仕方ねぇから俺から避けて、そのガキを通り過ぎてやる。
……が、
「おい、男っ!お前、うまそーな匂いしてるなっ」
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