[携帯モード] [URL送信]
美味の対価
※美形×ショタドラキュラ王子
攻め視点、管理人妄想





『おい、男っ!お前、うまそーな匂いしてるなっ』


突然目の前に現れたガキは、エラソーにんなことぬかしやがった。



─美味の対価─



自慢ではないが、俺は顔はかなり上に入ると思う。イケメンって奴だ。
寄ってくる女は数知れず、だがどいつも本気になるほどイイ女はいなく、抱いては捨てるの繰り返し。

そして面白いことはねぇかと常々思っていた俺に、神様は応えてくれる気になったらしい。


ある日のことだ。
夜、誰もいねぇ道を歩いてりゃ、まるで空から降りてきたかのように目の前に突如現れたガキ。

10歳前後か?
ちいせぇし、生意気そーなツラしてやがる。



「……んだ、どけ」

「んー…」



クンクン、と匂いを嗅ぐガキに、何してんだと殴りたくなった。
だがんな大人気ねぇことはしたくなく、仕方ねぇから俺から避けて、そのガキを通り過ぎてやる。

……が、



「おい、男っ!お前、うまそーな匂いしてるなっ」



[次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!