*
趣味とか特技とか誕生日とか。
まだ春樹は戸惑ってたけど、少しずつ笑うようになってくれた。
これがまた天使の微笑みっての?もう綺麗なお城と天使様が見えました。
危うく死ぬとこだったけど、それなら春樹の上で腹上死したい。
あとは放課後も。
俺がよく行く場所に連れてったり、春樹の行く場所にいったり。
俺の知らなかった春樹が見えて、すっげぇ嬉しい。
◆
そんな毎日が1ヶ月過ぎたころ、俺は春樹に呼び出された。
「あの、ね…」
なぜかは分からないがモジモジしている。心なしか顔が赤いような…。
「えっと…あの…」
「な、なに?」
なんか…こっちまで緊張してきた。俺、期待していいんだと思うけど…でも怖い。
「あれ、もう一回いって…ほしい」
「あれ?」
「ぅ、ん。初めて会ったあの日の…」
それって…俺が告白したときのことか?ってことはつまり…告白をもう一回してほしい、と?
それなら何回でもいってやるよ。
「好きだ。俺は春樹が好き」
「っ…ぼ、くも/// 一樹が好きっ」
……………。
かっ…可愛い!!
嘘だろおい、それってつまり…両想い?ヤベェヤベェヤベェ!マジ嬉しい!
「春樹ーっ!!」
「わぁっ///」
「マジで? マジで?」
「う…ん。この1ヶ月、ずっと一緒で…一樹がいるのが当たり前で…」
俺に抱き締められながら顔を真っ赤にする春樹。ついに…実った、俺の恋。
「俺、すっげぇ大事にするから!」
「は、恥ずかしいよ…」
「マジ最高だぜ」
「僕も…」
こうして俺と春樹は付き合うことになったんだ。俺の可愛い恋人、春樹。
これからもずっと愛してやる。
その瞳に、俺だけを写してやる。
→
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!