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早い噂
(雷汰視点)


「はよっ、どうしたんだ?」


『総括っ、編入生の噂聞きましたかっ!?』

『俺ら神風様のことが心配で…』



…突然だけど、"総括" こと、平凡代表後藤雷汰です。
休み時間に蛍の親衛隊と武蔵の親衛隊に呼び出されたとこだ。

親衛隊っつっても、生徒会や他のやつらについてるもんとは少し違う。今個別の名前はあげたけど、正式名称は『風紀親衛隊』だ。
個別で作られるのを嫌がった蛍に対しての苦肉の策。輝のもあるし、多分そのうち三和のも申請くるだろうな。

んで、その各親衛隊を風紀親衛隊として纏めてるのが俺ってわけ。始めは俺もイジメとかあったんだけどさ、蛍たちが助けてくれて、今じゃ風紀の平兼総括としてちょっとお偉い立場にいるわけだ。



「噂?いや…俺たちのクラスには何も入ってきてないし、輝からも特に連絡ないみたいだけど…」


『それが昨日のうちにあの副会長様を落として、今日は担任の武蔵野先生と同じクラスになった森口元気くんも落としたそうなんですっ』


『なーんか、嫌な予感しかしないといいますか…神風様の仕事を増やしそうといいますか…』


「そーかぁ…俺ら3年は直で見れないからなぁ」



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あきゅろす。
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