2 今じゃ芹は武蔵武蔵といつ風紀へいってしまってもおかしくないため、その保険として補佐にしてしまったのだろう。 だが、放送はこれで終わりではなかった。 『あとついでに、同じクラスの森口元気と』 『坂本夕も補佐にしてあげたよーぉ』 『『セリリンが一緒がいいっていうから仕方なーく、ね!』』 「……え、…」 「おう!俺たち親友だろっ!?一緒に補佐ってのやろうぜ!」 「オレ、いい…?」 「もちろんだ!智也たちはダメだっていじわるいったけど、仲間外れはいけないもんな!」 みんなでやろうぜ、補佐! 芹は笑顔でそういってのけ、芹に盲目な元気は嬉しそうに笑みを漏らした。 しかし夕は。 「え、まっ…ぼ、僕やるなんて一言も…っ」 「俺がやるんだからやるに決まってるだろ!?元気も智也たちも一緒だぞ!」 「だから困るん、」 『芹、このあと生徒会室こい。待ってるぜ』 「おう分かったぞ智也!2人もいこうな!」 (ど、どうしよう…っ) 非難の目が夕にも向く。 芹が智也たちに守られている分、より強く。 まるでいいことをした、といわんばかりの芹に困る、とこれ以上いっても無駄だろう。 [*前へ][次へ#] [戻る] |