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ビクビクしながらも、精一杯の感謝の気持ちを込めて、メールを送った。



「ねーねー智也ン、セリリンだけどさ」

「風紀にとられちゃう前に、補佐にしちゃったら?」


「「そしたら誰にも文句いわれずにそばに置いておけるよねっ」」


「あ゙?…補佐、補佐か…そういやんなもんあったな」


「しちゃいなよぉ」

「しちゃえしちゃえ、とられちゃう前にぃ」



…ふ、不吉な会話…僕は何も聞いてません!







――ヴヴヴ、ヴヴヴ


「!、…メール…」



どうせ親か、メルマガかな。
もう僕にはメールをするような友達がいないから…、あれ?



「えっ、…えっ、嘘だ、返事きた…!!」



【From:風紀】って、このアドレス受信専用じゃなかったんだ…。違う、そこじゃない。まさか返事がくるなんて思ってもみないでしょ?

ビックリして、ケータイをベッドの上に落としちゃった。


あぁぁ、今日は逃げ切って先に部屋戻ってきてよかった。僕凄く挙動不審だよ。



「うわぁぁ…なんだろ。…メール送ったことへの注意とか…?」



それはそれでやだな。
ちょっと開くの怖くなった…けど、恐る恐る決定ボタンを押して、読んでみた。


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