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あ、でも風紀のお二人についてはみんな理解してるみたいで、一緒になってみたいと思ってても誘うぞ、と意気込む人はいないみたい。

それにしても…ペア、かぁ。
僕は誰を誘えばいいんだろ…。







「おーい元気、夕っ!迎えにきてやったぞっ!」


「芹、っ」


『は、花笠くん…!』

『嫌っ、なんでそんなやつとっ』


「…うっぜ。ちょーい黙れよ」


『『ひっ』』



うわぁぁ怖っ。
芹くんにはヘラヘラした笑みを見せてるのに、芹くんの悪口いった途端顔が険しくなった。

みんな顔を青ざめて口を閉ざす中、森口くんは嬉しそうに芹くんのもとへ駆け寄る。
…てゆうか、今、僕のことも呼んだ…?



「おい夕!早くしろよな!」


「ぼ、僕っ?!…で、でもまだHR中だ、し…」


「俺が呼びにきてやったのにそんなこというなよ!いいこと教えてやるから生徒会室いこうぜっ」


「芹ってばこーんな平凡くんのためにわっざわざぁ?」


「夕は人見知りだから俺が一緒にいてやらないとダメなんだ!ほらいくぞっ」


「ちょ、ま…っ!」



一緒にいてくれなくても平気なのに…!それに、生徒会室っていったよね?ヤバい、クラスメートの殺気がヒシヒシと伝わってくる、泣きそう。


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