26 あ、発見。 窓際の一番後ろっていういい席に鷹はいたの。呼ばれるままに近づくと、Eクラの人たちが道を開けてくれる。 鷹のお客さんだからかな? 「は、逃げずにきたか」 「逃げる意味がないし…あ、でも、思ったよりもHR長引いちゃって。後ろ解してないんだよなぁ…」 「ああ゙?」 「だって前みたいにムリヤリヤられたらやだもん。だったら自分で解してこうかなーって」 ま、出来なかったんだけど。 だから優しくしてね?とお願いしてみたら、鷹はニヤリと笑って、いつの間にか外へ出ていたクラスメートの1人を呼び寄せた。 指示をして、次の瞬間、俺を自分の机に押し倒してくる。 「い、た…もう少し優しくして下さーい」 「俺は泣き叫ぶ方が好みなんだよ」 「ドS」 「上等」 『あ、あの相馬さん、これっ』 何々、…って見えないんだけど。こんだけ人がいるところで媚薬とかはなぁ…と余計なことを考えてたら、俺を見下ろしてクツリと笑った鷹が、口に何かを突っ込んできた。 うぇ、とエヅくと、凄いいい顔するんだよ? 「あにふんの…」 「舐めろ。イテェ思いしたくなきゃしっかり舌使って舐めろ」 「んー?…ん、ふっ」 ――ちゅく、コロッ [*前へ][次へ#] [戻る] |