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ふはっ、絡めとった手がどんどん熱くなってくる。
こういう反応するってことは、この学園にいながら弘樹はノーマルで、今まで誰にも攻められたことがなかったってことかな?
初物?
やーんラッキーィ♪
「俺、バイだもん。弘樹は気持ちいいこと…好きじゃないの?」
「それとこれとは別…つーかマジ勘弁してくれ!」
「えー…ケチ」
「っ…そんなんだと柚鶴襲われまくるぞ…」
「あ、やっぱここ、ゲイ多いんだ」
俺が誘ってんのに心底勘弁ーって顔するから、仕方なく離れてあげる。
そしたら、顔真っ赤にしたままそういってきたの。
んー襲われるのは嫌だけど、まぁ仲間が多いに越したことはないし?
弘樹はノンケかー…なんて思いながら横を歩いてて、鼻を掠める匂いになんか…懐かしさ?安心感?を少し感じた。
弘樹の匂い?
「…おっ、見えてきたぜ。校舎から寮までは一本道だから迷うこともないっしょ」
「うん。…これが寮?凄いねぇ」
「まーそれだけ人多いからな。いこーぜ、カードキーはもらってんだろ?」
「もらったよ。俺なくしそーう」
ほら、色んなとこで服を脱ぐことになるかもしれないし?
って冗談めいていったら、俺にそういうことあんまいうなーって怒られちゃった。
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