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ふわ、と風に乗って香った香りに興味を惹かれ、椿先輩に近寄って首筋の匂いを嗅いでみた。
やっぱり先輩からだ。
この、柑橘系の匂い。
ん、はぁ、やばぁい…俺この匂いチョー好き。多分椿先輩にほんとに合ってるんだと思う。
――ムラムラしてきた。
「は、いい匂い…っ」
「っ…ユヅ、こん学園でそないなことしたらアカンよ」
「え…?」
「ユヅみたいに綺麗な子やったらすぐ襲われてまうで?」
こうやってな、と。
腰を抱かれて俺は、先輩にキスをされた。
あまりにも突然のことで少し固まってると、ニヤリと笑った椿先輩の舌が俺の口の中に…。
ちょっとイタズラするような動きに今度は俺がニヤリと笑って、腕を椿先輩の首に回して俺からも舌を絡めた。
「ん、んん、…ふっ」
「は、…ンッ」
「ん、はぁ、…ぁ、んっ」
先輩の舌の動きが激しいものに変わり、くちゅくちゅと音がしだす。
ねっとりと舌を絡めて、送られてくる唾液を躊躇なく飲み込んでキスを堪能していると、腰を抱いていた手が下へおりて、お尻を触られた。
形を確かめるように、イヤらしく撫で回して。
「ん、んっ、ま、…せんぱ、んふ」
「…ん…形も弾力も、最っ高やなぁユヅ」
「ふあぁ、今揉まれたら俺…っ、ん、んんっ」
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