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「ちょ、待ってや。そらないやろー、ユヅの登場で俺のムラムラ倍増してんで?どないすんのコレ」


「え、知りませんけど」


「そんなこといわずに相手してくれへん?希ちゃんは諦めたるさかい…な」



そういって近寄ってきて、腰を抱かれる。ふわりと香る椿先輩の柑橘系の匂いに、思わず鼻を鳴らして後悔。

禁欲中でしょ、俺。
こんなことされて、匂い嗅いで、誘われて。…セックス大好きな俺が断りきれる可能性、低くなるじゃん。



「ダーメーでーすー。俺禁欲中なんで、ほら3人で帰りましょ」


「なんやあの噂マジやったんか。誰かに操たてとるらしいな」


「ふふ、滋先輩ですよ」


「へー…え、あの堅物会長!?」


「はぅ、柚鶴先輩好きな人いた…んですね…」



ごめんねー?
も、ほんとハマっちゃってるんだよね、滋先輩に。だからエッチしません、っていえば、椿先輩は渋々諦めてくれたみたい。

それから異色の3人で寮まで帰って、まずは希ちゃんとお別れ。そのまま次は俺がおりるから…と思ってたのに、椿先輩が先にカードを通したせいで生徒会専用の階へ直行。



「ちょっと…先輩がカード通しちゃったら俺おりれないじゃないですか」


「まーそうするために通したんや。俺の部屋、遊びきぃひん?」


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あきゅろす。
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