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「黒梟の情報だから間違いないだろうね。怖じ気づいたやつは帰ってもいいぞー」


「このオレが全員コテンパにしてやらぁっ!」


「コテンパとか…古っ」



クス、と茶兎が笑って、赤獅子がキレる。いつものcolorsでの光景…学校でも、か。

集会は終わったけど、ジュエルがくるからみんなここを動かない。
俺も、久しぶりに体動かせるからか、今からドキドキしてる。

カツラ、とれないよな…?



「古いとはなん、」


「…おい、少し静かにしろ。…きたぞ」


「気、抜くんじゃねーぞ…」


「あ、俺はいつものように見てるんで」



たくさんの人の、近づく足音がする。みんなが入口を睨みつけ、そのときを待った。

そして、扉が開く。
たくさんの人、人、人。
ジュエルのお出ましだ。



「ほぉ…今日はもう準備万端ってか?」


「うちの情報屋は優秀だからね。待ちくたびれてたとこだよ」


「クク、そりゃ悪かったな。なら…早速潰してやるぜ」


『『うおおおおっ』』

『『ああああっ!』』



ヤレ、と雫…もといアクアが楽しげに指示を出す。こっちも、茶兎が声を出して志気を高めた。

互いに向かって走り、ケンカが始まる。でも、みんな楽しそうだ。


俺も…、


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