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「…ああ、白虎さんなら買い出しだよ。白ギツネが1人カウンターにいるとか、似合わないだろうけどそんなこといっちゃダメだからな」
「………」
わざと、だよな…。
白狐が思いっきり茶兎を睨みつけたけど、本人はそれをニコニコ笑って受け流した。
まぁ確かに、違和感あるけど。
白虎さんがいてこその、このカフェっていうか。
「あ…朗報です」
「何かあった?」
「ジュエルが、こっち向かってるそうですよ」
「マジかよ!よっしゃ、潰しにいくぞ!!」
「あのさぁ、それ僕が決めることだから…はぁ、とりあえず倉庫に移動しようか」
久しぶりに揃ったから、集会も開きたいし、と。
ジュエルくるのか…雫、いるよな、総長だし。や、いない方がいいとか、そういうことじゃないんだけど、なんか…。
とにかく移動することになった。その途中、白狐から『雷鳴の方か』って確認があって、それに頷いておく。
黒梟とそのあと何か話してたけど、俺はみんなに腕を引かれてそれを聞くことは出来なかった。
◆
「――だ。あと一つ、夏休みだからって羽目外さないように。以上!」
『総長!ジュエルくるってマジ!?』
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